Ballschule
子どものためのボール運動教室
「バルシューレ(Ballschule)」とはドイツのハイデルベルク大学で創設された子どものためのボール運動教室です。100種類を越えるボールゲームのプログラムがあり、様々な体の動きを経験することができます。子どもの発達に合わせた科学に基づく運動プログラムです。走る、投げる、捕る、蹴る、道具を使ってボールを操るなどなど、色々なボールゲームの要素を盛り込んでいます。
バルシューレのポイント
- 子どもたちは楽しむことで、無意識に運動系基礎スキルを身につけます。楽しむことで快感情が起こり、運動系の学習プロセスが促進されるためです。
- 「自由にプレーをさせる」ことに重点をおいています。指導者は原則、動きを細かく教えたり、欠点を指摘したりする指導を行いません。子どもたちはゲームの中で直感的、無意識的に状況に応じた予測、知識、能力、動きを身につけます。
- バルシューレはいろいろなボールを使って、様々なボール空間で、多様な運動やゲーム経験を積むことをモットーとしています。それにより多様なボールゲームに共通した専門能力や創造的プレーの向上を図ります。個別のボールゲーム種目の専門家を養成するのではなく、小さなオールラウンダーを目指します。
幼児のバルシューレ(ミニバルシューレ)
- ボールゲームのプレーを構成する基本的な動きの獲得を目指します。動き方の選択、どのように動くかという身のこなし方を遊びの中で学んでいきます。
- ミニバルシューレの大部分は遊びです。主に自由遊び、動機づけ遊び、課題遊びの3つの形式で構成されます。
- 活動の中で、言語の聞き分けや数の理解が自然に促され、お友達との協同体験を通して社会性を育みます。